【滲出性中耳炎体験記①】子どもの中耳炎が1年近く治らない…くり返す再発と、手術をすすめられるまで

子どもの耳のアップ|くり返す子どもの中耳炎、手術をすすめられるまで 健康

こんにちは、ミクmamaです。

突然ですが、お子さんが中耳炎になったことってありますか?
すぐ治る子もいれば、長引く子もいて様々かと思いますが…。

実はうちの次男、昨年の春に風邪をきっかけに中耳炎になりました。
その中耳炎が落ち着いたのは、なんと今年の春。

おおよそ1年…。

その間、2週間おきにクリニックへ。
しぶとく続きました。

もちろん何もしなかったわけではなく、
薬を追加したり、クリニックを変えたり色々やったつもりではいます。

でも良くなっては再発、また良くなっては再発…。
最終的には、鼓膜にチューブを入れる手術を受け、治療は落ち着くことになりました。

この体験を、3回に分けて書いていこうと思います。

【滲出性中耳炎体験記①】長引く中耳炎と、手術をすすめられるまで(この記事)
【滲出性中耳炎体験記②】3歳での手術と、1泊の付き添い入院
【滲出性中耳炎体験記③】チューブを入れた後の生活(プール・保育園の水遊び・お風呂)

この記事は、あくまでもわが家の次男の体験談です。
中耳炎の経過や治療方針は、子どもによって大きく違ってきます。
症状が気になるときは、必ずかかりつけの医師にご相談ください!

始まりは、2025年春のよくある風邪

きっかけは、2025年の春ごろにひいた風邪でした。
熱は下がったのに、鼻水だけがずーっと続く。

次男はこれまでも、風邪をひくたびに何度か中耳炎になっていました。
なので「また中耳炎になるか…?」くらいに思っていたんです。

ところが今回は、朝起きたら耳だれが出たり、耳をかなり痛がったり。
今まで見たことのない症状が出始め、複数回クリニックを受診することになりました。

耳鼻科を変えて、2週間ごとの通院が始まった

最初に通っていたかかりつけ医では、
耳鼻科でしっかりと見てもらったほうがいいと助言をいただきました。

すぐに近所の耳鼻科に行ってみたのですが、なかなか良くならず…。

思い切って、すこし距離のある耳鼻科に変えてみました。
(他に耳鼻科が近所に無かったんですよね)

処方される基本の薬は変わらなかったのですが、そのタイミングで少し症状が落ち着き、
2週間ごとに受診して様子を見ることになったんです。

ちなみに処方されていたのは、こんな薬です。

  • 鼻水の薬
  • たん切りの薬
  • 症状がひどいときは抗生物質

良くなっては、また戻る。気づけば半年が経っていて…

ただ、ここからが長かった。

少し良くなっては、また戻る。
良くなったと思ったら、また風邪をひいて悪化する。

鼓膜の様子を見てひどい時には抗生物質を処方してもらい、
3日後に再受診なんてこともざらでした。

その繰り返しで、気づけば半年近く中耳炎を引きずっていたんです。

「完全回復!」…のはずが、まさかの再発

「これ以上続くようなら、鼓膜の切開も考えないと…」

そんな話が出はじめたころ、今までにないくらい回復したんです!
鼓膜の状態も、一度は完全に治ったような状態まで良くなりました。
(よかった…)

「2週間後にもう一度チェックして、問題なければ通院終了で大丈夫でしょう」

先生にそう言われて、やっと終わる…!
と思っていたのですが。

2週間後の受診で、まさかの中耳炎再発。

…え、また?

最後の砦は漢方。チョコレートソースで乗り切る服薬

ここで処方されたのが、
子どもの中耳炎に効果が期待されるという漢方「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」でした。

漢方のイメージ(生薬が並んだ小皿)

わが家が出してもらったのは、医療用のツムラ十全大補湯エキスです。

ただこれ、大人からしても匂いがなかなか手強い。(THE漢方!私も息止めるわ。)
子どもに飲ませるには、かなり厳しい状況でした。

そこで登場したのが、ハーシーのチョコレートソース。

これまでも、独特な臭いを放つ抗生物質を飲ませるのに苦労していました。
アイス、ヨーグルト、チョコ風味の服薬用のゼリー…
本当に色々試しましたが、なかなか継続して飲ませることができませんでした。

そんな時、
クリニックの先生に「練乳とかでもいいから、とにかく飲ませないと!」と言われたのがきっかけ。

練乳好きじゃないけど、チョコソースならいけるかも!

それ以降、ハーシーのチョコレートソースは我が家の常備品になりました。

混ぜてもやっぱり匂いはありますが、チョコレート大好きな次男には効果覿面!
しっかりバッチリ、毎日毎回飲むことができていました。
(ちなみに長男はチョコが嫌いなので効かず…)

チョコレートソースで飲ませていることは、
薬剤師さんにも話したことがあります。

「それで飲めているならいいですね!」と言ってもらえて、ちょっとホッとしました。

薬によっては、食べ物や飲み物に混ぜない方がいいものもあります。混ぜて飲ませたいときは、薬剤師さんに確認してみてください。

「手術した方がいいですか?」と先生に聞いてみた

漢方を飲みはじめてからも、2週間ごとの受診は続きました。

でも、やっぱり改善と悪化の繰り返し。

この治療法を続けていて本当に大丈夫?

もっと早く治してあげられる方法があるんじゃない?

中耳炎は鼓膜を切開することもあるというのは知っていたので、
とある受診のタイミングで先生に聞いてみました。

「手術をした方がいいんでしょうか?」

先生は、丁寧にこう説明してくれました。

  • 先生によっては、すぐに手術が必要と判断する人もいる
  • 今は、薬で治まるのを待つことが多い
  • 半年以上続く場合は、手術も視野に入れる
  • 鼓膜の手術にもリスクがある
    (3歳を過ぎないと手術が難しいこと、全身麻酔になることを説明されました)

そして次男の場合は、

「一度、半年くらいで回復している」

「そこから数えてまた半年ほど続くようなら、手術を検討した方がいい」

というお話でした。

手術は怖い。
ましてやこの小さい体で全身麻酔…。

でも、このままずっと続くのは次男もつらい。

とりあえずは、
鼻水の薬・たん切り・漢方、ときどき抗生物質を根気よく続けることにしました。

…が、状況はあまり変わらず。
そこからまた、半年近くが過ぎていきました。

引っ越しで耳鼻科が変わり、言われたこと

ちょうどそのころ引っ越しがあり、
紹介状を書いてもらって、かかりつけの耳鼻科を変更しました。

新しい耳鼻科の先生からは、こんなことを言われました。

  • 最近は、薬で治療していくようなガイドラインになっていて、なかなか手術の対象にはならないことが多い
  • ここで2〜3か月、薬で様子を見て、改善しなければ紹介状を書くので、手術を視野に大きい病院へ
  • 聞こえが悪い状態が続いていると、発音などに影響が出るかもしれない。長引かせない方がいい
  • 大きい病院に行っても、手術の対象になるかは分からない(聞こえの程度などで、ある程度の基準がある)

薬についてもお聞きしたところ、この先生の考えでは、漢方はいらないとのこと。
抗生物質をときどき使いながら、たん切りの薬(ムコダイン)を飲んで通院を続けました。

同じ中耳炎でも、先生によって考え方がこんなに違うんだなぁと、正直驚きました。

でも正直、漢方の服薬がなくなってラクになった…。

鼓膜がほとんど動いていない…会話はできていたのに

新しい耳鼻科に通いはじめて2か月ほどたったころ、鼓膜の検査をしました。

その結果、分かったのが「鼓膜がほとんど動いていない」ということ。

確かに、中耳炎になってから「なに?」と聞き返されることは、しばしばありました。
でも、基本的には普通に会話ができていたんです。

子どもの耳のアップ(中耳炎のイメージ)

なので、鼓膜がほとんど動いていないと聞いたときは、本当にびっくり。

次男の場合、左が特に重症で、右もそれなりに症状がありました。
鼓膜の向こう側に水や膿がたまって、にごった状態が長く続いていたそうです。

紹介状をもらって、大きい病院へ

「紹介状を書くので、大きい病院で手術を受けた方がいい」

先生にそう言われ、病院の耳鼻科を受診することになりました。

手術は、鼓膜に小さな穴をあけてチューブを入れ、空気の通り道をつくるもの。
そうすることで、鼓膜の奥に水や膿がたまらないようにするのだそう。

先生から簡単な説明を受けたとき、私は「チューブ」という言葉から、

「え、耳からチューブ出るの?びよーんって?」

「ストローみたいなやつって言うけど…耳ん中どんな状況???」

…それ、大丈夫なの?

と、内心かなりドキドキしていました。笑(←変な想像ばかりしてた)

このチューブの実物を見せてもらって安心した話は、次の記事で書く予定です。

紹介状をもらってすぐに病院を予約し、2週間後くらいに初めての受診へ。
ここからは、②に続きます。

滲出性中耳炎について、わかったこと

最終的に、次男の診断名は「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」となりました。
これは鼓膜の奥に液体がたまっている状態。

日本耳科学会などがまとめた「小児滲出性中耳炎診療ガイドライン」では、

自然に良くなることも多いため、3か月ほどを目安に経過を見ながら、
聞こえの程度や鼓膜の状態によってチューブを入れる手術を考える

という考え方が示されています。

新しい耳鼻科の先生が言っていた「ガイドライン」や「基準がある」は、
このことだったのかなと思います。

参考:小児滲出性中耳炎診療ガイドライン(Mindsガイドラインライブラリ):https://minds.jcqhc.or.jp/summary/e00091/

まとめ:長引く中耳炎、ひとりで抱えなくていい

振り返ると、風邪から始まった中耳炎が、手術をすすめられるまでに約11か月かかりました。

良くなったと思ったら、また再発。
そのたびに通院、薬、チョコレートソース。
正直、終わりが見えなくてしんどい時期もありました。

そして私以上に次男も辛かったと思います。
(改善している時は通常運行でしたけどね。
悪化している時に耳を痛がっている時はかわいそうでした。)

それでも、先生に「手術した方がいいですか?」と聞いてみたことで、
先生がどう考えているのか、どうなったら次の段階なのかが分かって、
少し気持ちが楽になりました。

同じように、子どもの中耳炎が長引いている方は、
気になることを遠慮せず先生に聞いてみてください。

次の記事では、3歳の次男が鼓膜チューブの手術を受けた、
1泊の付き添い入院の話を書く予定です。

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